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映画「重力ピエロ」撮影裏話

仙台を舞台にした映画「重力ピエロ」(原作:伊坂幸太郎)。
主人公「泉水」は大学院生と言う設定(原作とは違います)。泉水の所属する研究室に、我が大隅研究室が使われ撮影が行われたのでした。
ラボメンバー、松股さん(以下Mで登場)、篠原さん(以下Hで登場)、酒寄さん(以下Nで登場)は撮影協力はもちろん、なんとエキストラとして映画に登場しているのです。撮影裏話を対談形式でお伝えします。

先行試写会

M:もうあの怒濤の撮影GWから1年経ったんだね~。

N:そうっすね、早いっすね。

H:こないだ、先行試写会観たけど、その後、映画館で観た?

N:まだ観に行ってないんすよ。

M:出張終わったし今週末でも改めて観に行こうかな♪

H:そうですね、僕も確かめなきゃいけないことがあるし。

N:なんですか、それって?

H:いやね、エンドロールに”大隅研の皆様”ってクレジットがあったんだよね。

N:あぁ!出てた、出てた!!

H:それでね、実は先行試写会のとき見逃しちゃってて…。

M:、、、なにそれ?私、今初めて聞いた!!

H:見終わった後にポスに”気づかなかったの?”って。

N:「研究者は注意力が肝心よ」って怒られたり?

M:がびーーん!ポスドク2人ともダメじゃん(笑)

H:そんなことは言われていないけど…。だってあまりの感動に涙がとめどなく溢れ出て。。。うぅっ!(涙)

N:・・・。

M:私も最後の方ずっと泣きっぱだったよ。しかもさー、試写会の座席1人だけ離れてたから、感動も誰とも分かち合えなくてなんか寂しかったなぁ~。

ロケ弁

H:(涙を拭って)それにしてもロケ弁旨かったなぁ~。

M:うん、私もロケ弁結構感動したーー!2種類あって選べるんだよね~。映画撮影隊、毎日あんな風に御飯食べてるんだねー知らなかったなぁ。
(その時の様子は大隅先生のブログでご覧ください)

N:ところで本題はなんなんすか?

H:だって温かい豚汁とか出るんだよっ!

M:(苦笑)だから、本題っ!!

エキストラ

H:(ちょっといじけて)そういえば二人はエキストラで出演したんだよね、おめでとうございます、銀幕デビュー!

N:(照れながら)そうなんですよ、実験室で泉水(加瀬亮さん)の同僚として出演したんですよね、Mさん。

H:反響はいかがですか?、もう数本既にオファーが来てるとか来てないとか。

M:あのぼんやり写ってた白衣がMだよね?って友達数人から言われた~。ピペットをがんがんしてる姿でMって確信できたって(笑)あと母親はもう2回見たって。1度目は私を捜すのにいっぱいで2度目で内容がやっと把握できたらしい(笑)すっごく兄弟に感情移入して、私に電話かけてきて延々と30分語ってたよ(笑)ちなみに父親は、、、ストーリーを母から聞いて観るのやめちゃったらしいんだよ、もったいない。まー娘を持つ父親ですからね(笑)

N:お母様、DVDもきっと購入しますね!

H:急に親戚増えたりしてません?でもほんと、いやぁ見事な女優っぷりでしたよ。休憩時間に「喉乾いた」っていって、僕がすかさずペットボトルを差し出したときなんてとくにオーラが!「あ、ボク付き人向いてる?」て思いましたもん。

M:これからもどうぞよろしくお願いします(笑)

N:(苦笑)

撮影時のエピソード

H:しかし、映画を撮るっていうのは本当に大変な作業なんですね、今回僅かながら携わらせて頂いて、強く感じましたよ。撮影時はいかがでしたか?そのときのエピソードをお聞かせ下さいよ。

N:僕は岡田義徳さんの後ろを一瞬だけ通り過ぎる役(笑)だったんですが、歩き始めるタイミングや歩き方まで、結構いろんな指示があったんですね。

M:あーそれ、私も思った~~!私もさー加瀬さんのセリフにあわせて、顔を上げてピペット取る動作をするんだよね。その一瞬まで台本の中に書いて、、、あったのかな?(笑)

N:映画を作っている人って、そんな一瞬のシーンにまですごくこだわっているんだなぁと感心しました。

M:あとさーカメラが回ってようが回ってまいが、その前後の演技ずっとやってるんだよね、加瀬さんも岡田さんも。
「モテモテ~?」のあとのシーン撮ってるのに、その前のセリフ、2人ともずーーーっと言ってたよね(笑)

H:ほぉ、そうだったんですね。

M:あとは!加瀬さん最初に横に座ったとき、「今日はよろしくお願いしまーす!」って頭下げてニコって笑ってくれたんよ!!単なるエキストラなのに!なんかすごく人柄出てない?あたし別に取り立ててファンというわけではなかったけど、あの瞬間にファンになったなぁ?

H:なるほど。周囲の方々への細やかな気配りもできるからこそ、数々の映画で様々な役を演じられるのかもしれませんね。

実験室での演出

H:また、実験室の演出も本格的でしたよね。(研究室登場シーンはこちらから)

M:カエルの鳴き声を録音する時なんて静寂のなかで長く待ってたりしてたよね。んで、変なタイミングで変な音が入っちゃって、何回もやり直し(笑)

N:ああ、カエルの鳴き待ち!

M:そういえば研究室の雰囲気をリアルに表現しようと思って、私たちも忠実に研究室の風景を再現したよねー。試薬ビン並べたりサンプル揺らしたり、ホワイトボードにはジャーナル当番表作ったんだよー。ちゃんと奥野(加瀬亮さん)と山内(岡田義徳さん)の名前を、うちのラボのメンバーに混ぜて(笑)

H:ボスから呼び出しのメモをデスクに置いてみたり。

N:、、、それ、かなりリアルっすね。

H:行きつけの居酒屋の電話番号や地図をベンチの棚に貼ったりね。

N:あれってホンモノなんすか?

H:全部ホンモノだよ。

M:それって映ってるのかな?映ってたら公開後そのお店急に客足がのびてたりして(笑)。

H:あ、あとそれとGCOEのポスターが映っているんだよね。

M:泉水が研究棟の一室に忍び込んで試薬盗んで立ち去るシーンだよね。

H:そう、(そのポスターは)ドアに貼ってあったの。

N:それにしても映画は仙台の綺麗な風景や街並が盛り沢山に登場していて素敵ですよね。

M:そうだよね。実は私もまだ知らないけど素敵な所がいっぱいあった(笑)あ、撮影に使われてたカフェ行ってみたいよねぇ。オムライスが絶品みたいだよ!

N:ロケ地はどこも人気みたいですね。とにかく全編仙台ロケですし、地元に住んでいる身としては嬉しいし、誇らしいですね。

H:それでは改めて「重力ピエロ」、観に行きましょうか!

詳細はこちら
重力ピエロ オフィシャルサイト (http://jyuryoku-p.com/)
重力ピエロ オフィシャルチャンネル (http://jyuryoku-p.channel.yahoo.co.jp/)

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